100件かけて1件アポイントを獲得できるかできないか。
テレアポという非常に過酷な世界で、日々成果を目指して奮闘している方は多いかと思います。
来る日も来る日も朝から晩まで「成果」を目指して電話をかけ続け、数え切れないほどのお断りを頂く。
テレアポとは限りなく勝率の低い営業手法です。
ほとんどの確率でお断りを頂くテレアポ営業ですが、仕事である以上「成果」を出さないといけません。
そこで大事になってくるのがモチベーション管理です。
この記事では、テレアポで成果を出すため重要となってくるモチベーションをより良い状態で保つ方法をご紹介します。
テレアポのコツ10選!電話でアポ取りするテクニック!法人営業の極意目次
テレアポでモチベーションが大切な理由
電話越しで営業をするテレアポ。
お互い顔をみることができない中で、相手の様子を想像できる唯一の方法は「声」です。
声というものは気持ちの浮き沈みが非常に反映されやすいと言われています。
テレアポの話し方のコツは?アポイントが取れるトークのテクニック!声は気持ちを伝えやすい
モチベーション次第で声色は大きく変化し、電話の向こうの相手に、コチラの様子をハッキリと伝えてしまいます。
気持ちの乗り、契約への焦り、話している内容が嘘か本当かなど、コチラの様子や気持ちの状態は声を通して思っている以上に相手に伝わっています。
モチベーションが高いと声に気持ちが乗り、自信満々に商品の紹介ができたり、瀬戸際で粘れたり、アポイントへの執着心が強まったり、クロージングに力強い一言を言えたりします。
モチベーションの高さは「成果」へ直結するほど重要な事と言えるでしょう。
テレアポのクロージング率を高める方法とは?メリットと必要な心得モチベーション次第で結果が変わる
逆にモチベーションが低いと、断られたときに直ぐに諦めてしまったり、会話が長続きしなかったり、この客はダメな客だと見込み客の見切りを早々につけてしまったりと、いい結果には結びつかないことが多くなってきます。
最悪、コールを鳴らすことすらためらってしまうこともあるほどです。
このようにテレアポで成果を出すには、モチベーションのコントロールが非常に大切になってきます。
テレアポが辛いと感じる人に知ってほしい!辛さを改善する4つの秘策テレアポのモチベーションを高めるコツ3選
ここまでで、テレアポでモチベーションが大切になってくる理由は分かっていただけたかと思います。
では、次からより良いモチベーションを保つためのオススメの方法を3つ紹介します。
どれもすぐにでも業務に取り入れれる方法ばかりなので是非お試しください。
1.適度な休憩と息抜きをする
まずモチベーションを保つ一番の基本的は、「適度な休憩をとる」ことです。
休憩は自分への最低限のケア
テレアポ営業という仕事柄、どうしても自分のデスクでの業務が主となります。
テレアポでの営業は、外出をしたり、他部署との交流を計ったりといった業務が少ないのが特徴的です。
自分のデスクでひたすらに電話をかけて営業をかけるのが与えられた仕事であり、至上命題なのがテレアポ営業という仕事です。
1日中、同じ席で「電話かける」という同じ行為の繰返し。
見える景色は変わらず、業務内容も変わるわけではありません。
人は変化のない状況が続くと、自然と気持やモチベーションが段々と下がっていってしまいます。
適度な休憩や息抜きはよりよいモチベーションを保つための最低限の自分へのケアです。
様々な息抜きの方法でリセットをする
また、合間合間の息抜きも意識的に時間を確保できるよう心がけましょう。
喫煙者は、キリのいいところで仕事を切り上げて喫煙スペースで一息。
ちょっとしたコーヒーブレイクもオススメです。
可能であれば10分間ほど外に出て散歩(ウォーキング)をしてみましょう。体を動かすことで脳がリフレッシュされて、すごくスッキリします。
グリーンエクササイズと呼ばれる手法もあり、緑が多い自然の中を歩くことで更なるリフレッシュ効果を得ることもできます。
ホッと一息つき気持ちの充電を図ることで、よりよいモチベーションを保つことができ、テレアポに集中して臨むことができるでしょう。
2.線で仕事して成長を意識する
テレアポ営業は毎日同じ業務の繰返しとなります。
顧客リストを参考に、来る日も来る日も電話をかけるという同じ作業の繰り返しに、仕事が単調になってしまいがちです。
しかし、仕事は「目標」というものに向かって1本の線になっていなければなりません。
そして、昨日より今日。今日より明日。と日々前に進んでいく必要があります。
これはテレアポも同じで、設定した「目標」に向かって日々の業務の精度や生産性を上げていかなければなりません。
目標の達成にむけて改善を繰り返す
まずは目標をたててみましょう。
そしてその目標に向かって日々のテレアポの精度を上げていきましょう。
- 100件で1件とれるアポイントを100件で2件とるためには?
- どのトークが一番アポイントがとれやすいか?
- 声のトーンはどれぐらいの高さが好感を持たれやすいか?
- 電話を切られにくい言いまわしは?
など、日々問題を意識し改善を計っていくことで、自分がレベルアップをしている喜びや、自分の仕事が前に進んでいることを実感でき、モチベーションのアップに繋がっていきます。
点ではなく線を意識して、モチベーションの維持に勤めましょう。
テレアポトークスクリプトの「6ゾーン・テンプレート」!電話営業でアポ取りする例文マニュアル3.マインドセットを整える
最後3つ目はマインドセットを整えるです。
つまり心構えを整えるということです。
テレアポは100件かけてやっと1件アポイントが獲得できるかという、非常に成功率の低い世界です。
良い返事をもらう回数より、圧倒的に断られる回数のほうが多くなります。
断られる回数を重ねることでモチベーションが下がってしまうことはよくあるケースです。
そこで大切になってくるのが、マインドセット。テレアポ営業に臨む心構えです。
テレアポで断られるのが怖い!電話をかけるのが怖い感情を和らげるコツとは?マインドセットは心のダメージを減らす
成功率の低いのがテレアポ営業なので、断られて当たり前という心構えを持つことで、心のダメージを最小限におさえることができます。
テレアポは、「いらないと思っている人に押し売りする仕事ではなく、欲しいと思っている人を探す仕事。」や「電話を冷たくあしらう人は決定権者ではない。」など、自分がしっくりとくるマインドセットを見つけるとよいでしょう。
常に自分にとってポジティブなマインドセットを持つことで、心へのダメージを軽減でき、強い気持ちでテレアポに臨むことがでるでしょう。
爬虫類脳を理解して営業活用【脳の三層構造】哺乳類脳・人間脳とは?まとめ:テレアポのモチベーションを維持する方法
テレアポのモチベーション維持の方法として3つ紹介をしました。
- 適度な休憩と息抜きをする
- 線で仕事をし、成長を意識する
- マインドセットを整える
どれもテレアポで成果をだすためには非常重要なポイントです。
意識をすることで普段のテレアポのモチベーションをいい状態で保てるだけでなく、仕事自体も楽しく感じられるようになるのは間違いありません。
是非、モチベーションというものに意識をむけて、日々の業務に活かしてください。