営業に役立つ資格を取得したいと思っている営業マンは多くいるでしょう。
資格がなくても営業の仕事はできますが、実は資格がある方が有利になる場合も多々あるのです。
そこで今回は、営業マンが仕事を行ううえで武器として活用できるおすすめの資格を10種類紹介します。
どんな資格を取ればいいのか分からないと迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
資格は営業マンの武器になる
一部の資格は、営業マンが仕事を行ううえで心強い武器となる可能性があります。
営業は本来資格の必要ない職業なので、わざわざ資格を取得する必要はないと思っている方も少なからずいるかもしれません。
ですが、営業マンでも資格を持っておくと、以下のような場面で役立つ可能性があるのです。
- 営業の仕事を効率よく進めたい場面
- 未経験業界の会社へ営業に行く場面
- キャリアアップを目指す場面
営業マンとしての質を高めたいと思っている方は、資格取得もぜひ視野に入れておきましょう。
営業の成功率を高める事前準備とは?具体的な事前準備のやり方を解説営業スキルを高められる資格3つ
営業スキルをアップできるおすすめの資格は以下の3種類です。
営業士
営業士の資格は、日本営業士会が実施している営業士検定を受けて合格すれば取得できます。
検定を受けるには営業に関する様々な技能や知識が必要になるので、資格を取ることで営業スキルは確実に向上するはずです。
営業士には「営業士初級・営業士上級・営業士マスター」の3種類が存在しています。
TOEIC
今の時代、日本企業の多くは海外への営業も行っています。
海外の企業と英語でビジネス会話をかわせるようになりたいのなら、少なくともTOEICで800点以上は獲得できなければならないでしょう。
TOEICで800点~900点を取れるほどの英語力がある人ならば、実際に海外の企業相手に営業を行っても英語力で苦労することはほとんどないといわれています。
マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリストは、通称「MOS」と呼ばれる資格です。
この資格を取れば、マイクロソフトのオフィスソフトである「Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlook」すべてを完璧に扱えるようになります。
マイクロソフトオフィススペシャリストを取得すれば、業務スピードが上がるだけでなく新人育成などにも役立てることができるでしょう。
インサイドセールスの意味とは?導入するコツや立ち上げ事例を紹介業界知識を深められる資格4つ
各業界の営業担当として働く際に持っていると有利になりやすい資格を4つ紹介します。
保険業界:ファイナンシャル・プランニング技能検定
保険業界で営業を行うなら、生命保険や金融商品の仕組みについて学べるファイナンシャル・プランニング技能検定がおすすめです。
顧客の収入状況に合ったライフプランを提案する際に、ファイナンシャル・プランニング技能検定2級や3級を持っていると説得力を持たせやすくなるでしょう。
不動産業界:宅地建物取引士
不動産業界で営業を行うなら、宅地建物取引士の資格は持っておいた方が良いでしょう。
特に重要事項についての説明が必要な時には、宅地建物取引士の資格がないと顧客に説明することができないので、資格を持っている方が有利になり得ます。
エンジニアリング:基本情報技術者
IT関係の営業職に就くのなら、基本情報技術者の資格を獲得しておくと良いでしょう。
基本情報技術者の資格を取るには、ある程度のプログラミングスキルと論理的思考能力が必要になります。
IT業界の人間と対等に話したいのなら、基本情報技術者の資格を取れるぐらいの能力を有しておいて損はないでしょう。
証券・金融業界:証券外務員1種
金融業界の営業マンとして仕事をしている方には、証券外務員1種がおすすめです。
証券会社で事務手続きや販売を行う時に必要になる資格で、資格の勉強をするだけでも金融商品に関する知識がある程度は身に付きます。
証券外務員資格には1種と2種がありますが、2種だと取扱うことができる金融商品が限られてしまうので、なるべくなら1種を取得するようにしましょう。
キャリアアップに繋がる資格3つ
将来営業経験を活かして別の職業にキャリアアップしたいと思っている方には、以下の3つの資格がおすすめです。
中小企業診断士
営業職からのキャリアアップを目指しているのなら、中小企業診断士の資格を取得するのも一つの手です。
中小企業診断士は経営のプロとして活躍の幅を広げやすく、転職の時も有利になります。
また人脈が広ければ、中小企業診断士として独立できる可能性も高いです。
独立を成功させた場合、年収は一気に何倍にも膨れ上がるでしょう。
営業戦略の立て方を4つのステップで解説!フレームワークや事例も紹介消費生活アドバイザー
消費者の専門家として企業へアドバイスを行う消費生活アドバイザーの資格もおすすめです。
営業担当者は他の部署の人間よりも消費者心理に詳しくなりやすいので、消費生活アドバイザーの資格を獲得するのにもそこまで苦労はないでしょう。
大手企業や非営利団体の消費者窓口でも働けるので、転職を目指している方にもおすすめの資格です。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは国家資格なので、同じような内容の資格であるキャリアカウンセラーよりも転職や昇進の際に有利に働きます。
国家資格ということで給与面もある程度の水準が保証されますし、世間的な信頼を得られやすい資格なので人気が高いです。
職業選択や能力開発について専門的なアドバイスを行うことができるキャリアコンサルタントの存在は、就職活動や転職活動が難しいといわれている昨今多くの場面で求められるようになってきています。
営業マンの武器として活用しやすい資格から取得していこう
資格を取ることが最終目標ではありません。
資格を取っても、武器として上手く活かすことができなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
資格を取ることでどのような効果を得たいと思っているのか、できるだけ明確にしておきましょう。
資格を取る目的がはっきりとしていれば、資格を取得するための勉強にも力が入りやすくなるはずです。