「営業マンは見た目が大切」とはよく言われますが、確かに営業結果の良し悪しのほとんどは見た目の第一印象で決まります。
営業される側の気持ちになれば、相手の見た目がどれほど重要なのかよく分かるはずです。
しかし、営業する側に立った途端、どんな見た目が好印象に繋がるのか分からなくなってしまうという方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、営業マンが自分の印象を良くするために気を付けるべきポイントについて詳しく解説していきます。
どうして見た目一つで営業結果が変わるのかという疑問についてもお応えしますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
営業の見た目はどのくらい大切?営業に必要な3か条
営業を行う上で見た目の良さがどれほど大切なのか、具体的に説明していきます。
まずは、営業を成功させるために重要だといわれている3つのポイントをチェックしてみましょう。
- 話す内容
- 話し方
- 話す人物
商談を進めるためには、相手が興味のある内容を話さなければなりません。
そして、相手に魅力が伝わるように話すテクニックも営業マンには必要です。
多くの方がこの話し方に注目して、トークスキルを磨こうとするでしょう。
しかし、実は3つ目の「話す人物」に問題があると、そもそもまともに商談に進むことさえできません。
そのため、営業に自信のない営業マンは何よりもまず見た目を良くして、話を聞きたいと思わせる人物にならなくてはならないのです。
売れる営業マンの話し方を徹底解説!トーク術を習得するコツや練習方法も紹介営業の見た目で与える第一印象こそが結果を左右する
営業マンの見た目の印象は、第一印象でほぼすべて決まってしまいます。
見た目の印象が悪いと、その後どんなに良いトークを繰り広げても全体の印象が良くなる可能性は低いのです。
第一印象がそこまで大きな影響を与えてしまう理由としては、以下の2つが考えられます。
ハロー効果で印象が決まる
人ははじめて会った人物を評価する時に、その人の持つ一番目立つ特徴だけを見て評価を下してしまいがちです。
このような現象は、社会心理学でハロー効果と呼ばれています。
たとえばどんなに良いスーツを着ていても、髪が不潔でぼさぼさだと高い評価を下されることはほとんどありません。
自分の見た目に気を配る時には細かいところにこだわるだけでなく、一目でどんな印象を与えるのかという大まかな部分にも目を向けることが大切です。
実際に顔を合わせる機会が減っている
近年の営業では、実際に顔を合わせる機会が最初の1回だけというケースも珍しくはありません。
顔合わせを一度済ませてしまえば、後はメールや電話などでも商談を進めることができるためです。
たった一度の接触時に抱かれた印象をいつまでも覆せぬまま、商談が進んでしまうこともしばしばあります。
このように一度の顔合わせで印象が決まってしまうことが多くあるため、営業マンにとって見た目の第一印象は非常に重要な要素だといえるのです。
営業スタイルの種類とは?自分の特性に合った営業スタイルを知ろう!営業の見た目で気にするべきポイント3つ
見た目の印象を良くするために、営業マンは少なくとも以下の3つのポイントに気を配る必要があります。
営業マンが身だしなみで気遣うべき7つのポイント!身だしなみを整えるのは一流の常識1.自分の体
まずは自分の体に気になる点がないかチェックしていきましょう。
顧客と接する時に目に入る部分については、特に注意深く確認する必要があります。
- 髪が乱れたり長すぎたりしていないか
- 肌は健康的か
- 歯に汚れは付いていないか
- 太り過ぎたり痩せすぎたりしていないか
もともとの体の部分に問題があると、服装などにいくら気を付けていても印象は悪くなってしまうので注意しましょう。
2.身に付けている服やアイテム
服装や身に付けるアイテムも、見た目の印象を良くするうえで重要な要素です。
顧客にチェックされる可能性の高いアイテムについては、日頃から印象の良いものを選ぶように心掛けましょう。
- スーツのサイズは合っているか、よれていないか
- 靴は綺麗に磨かれているか、安い印象を与えないか
- ネクタイの色や柄に問題はないか
- カバンがくたびれていないか
スーツやカバンなどのアイテムは、値段が高めなので頻繁に買い替えることはできません。
日頃から丁寧に取扱って、なるべく古くて汚れた印象を与えないようにしましょう。
3.香り
見た目だけではなく、香りも第一印象を大きく左右します。
しかも不快な香りの印象は見た目よりも強く、どんなに外見が良くても香りが悪いだけで一気に評価が下がってしまう恐れがあるのです。
- 香水の香りは強すぎないか
- たばこの匂いは残っていないか
- 体臭に問題はないか
女性の見た目は営業に向いている
男性のイメージが強い営業職ですが、近年では女性が営業職で活躍することも増えてきています。
そもそも女性の見た目は営業に向いているので、成功率が高いのです。
女性は男性に比べて優しげな印象がありますし、おしゃれに気を使っている方も多いので初対面の方にも受け入れられやすいでしょう。
女性の見た目が営業に及ぼすデメリット
女性の見た目でデメリットとなり得るのは、以下のようなポイントです。
- 優しすぎて気が弱そうに見える
- 若く見え過ぎて頼りない印象を与える
- 香水の匂いが強すぎる
女性全員に当てはまるものではありませんが、自分では判断しづらい部分でもあるので意識しておいて損はないでしょう。
また、歩き回っているうちにヒールで足を痛めるケースも多いので、女性が営業を行う際には注意が必要です。
営業成績を上げたい場合は客観的に見た目をチェックしてみよう
見た目の印象が悪いせいで営業成果が上がらないという方は、実は一定数います。
そのような方は、どんなにトーク力やコミュニケーションスキルを磨いたとしてもあまり意味がありません。
むしろ見た目を改善すれば、それだけで一気に営業成績がアップする可能性があるのです。
なかなか営業が上手くいかないと悩んでいる方は、ぜひ一度客観的に自分の見た目の印象をチェックしてみましょう。