コールドコールは今や廃れた営業手法だといわれることも多いですが、それは営業リソースに余裕のある大手企業だけで、中小企業では未だにコールドコールは現役です。
商品を売り込むだけでなく、新しい顧客との関係を築き上げるためにも、コールドコールは欠かせません。
コールドコールのメリットとデメリットや、成功させる秘訣を知り、実際の営業に活かしましょう。
中小企業にもおすすめのコールドコールと、より効率的に新規顧客を獲得する方法も一緒に紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
コールドコールとは?初めての相手にのみ電話をかける
電話する先もターゲット企業の代表電話であることが多く、そこから受付の人間に話を通して、決裁者(商品を買うかどうかを決める権限を持つ人)に電話をつないでもらうことがコールドコールの最初の目標です。
コールドコールで良い結果を出すのは難しい
企業の代表電話番号さえ分かれば、誰でもすぐにコールドコールをかけることができます。
しかし、受付の人間は大抵の場合、上司から約束のない相手からの電話はつながないように指示されています。
そのため、こちらが営業マンだと分かると、問答無用で電話を切られることがほとんどです。
コールドコールを行うメリット
コールドコールで効率的に成果を出すのは難しく、非効率すぎるという意見が多くなってきている昨今。
それでも、コールドコールがもたらす以下のようなメリットは、特に中小企業にとっては有難いものなのです。
足で稼ぐよりも効率が良い
かつては営業の代名詞でもあった飛び込み営業ですが、どうしても交通費や時間的なコストがかかってしまいます。
今は新規顧客を獲得するための営業手法として、飛び込み営業ではなくコールドコールを採用する企業が多いです。
電話一本で営業ができるため、飛び込み営業より効率良く成果を上げることができます。
営業戦略の立て方を4つのステップで解説!フレームワークや事例も紹介未知の顧客に出会える可能性がある
既存客や問い合わせをしてきた顧客にだけ営業をしていては、効率よく新規顧客を増やすことはできません。
コールドコールでまったく接点のない相手に電話をして、上手く相手の需要に応えることができれば、出会うはずのなかった顧客を獲得することができるのです。
未知の顧客を開拓できるという点は、コールドコールの最大の利点でしょう。
新規顧客を開拓するための4つの方法と具体的な営業戦略を解説自社製品やサービスに対する理解が深まる
コールドコールを成功させるには、自社製品を短い時間で的確にアピールできなくてはなりません。
そのために、コールドコールを行う営業マンは、誰よりも自社製品やサービスに詳しくいなくてはならないのです。
自社製品だけでなく、競合他社についても勉強する必要があるため、自ずと自分がいる業界の知識が増えていきます。
テレアポの話し方のコツは?アポイントが取れるトークのテクニック!コールドコールを成功させる秘訣
コールドコールは、誰でもすぐに上手くできるという営業手法ではありません。
しかし、以下の秘訣さえ覚えておけば、成功率はぐっと高まるはずです。
どの企業よりも早く見込み客に出会う
せっかくコールドコールで決裁者につながったとしても、すでに別の企業に似たような商品を勧められた後だった場合は、結果を残すことができません。
自社製品のターゲットとなり得る企業が所属している業界には常に目を光らせ、どの企業よりも早く見込み客にアプローチすることが、コールドコールを成功に導くコツです。
テレアポのコツ10選!電話でアポ取りするテクニック!法人営業の極意顧客と良い関係を築く
いくつかの企業からコールドコールを受けた場合、最終的に見込み客が契約を結ぶのは一番信頼のおける企業です。
商品やサービスがどんなに素晴らしくても、営業担当者が信頼のおける人物でなくては契約をしてくれません。
そのため、コールドコールで最も優先にすべきなのは、顧客といかにして信頼関係を築いていくかということになるのです。
第三者話法とは?テレアポで確実に結果を出す営業テクニックの使い方コールドコールより効率よく新規顧客を獲得する方法
コールドコールにいくらメリットがあるといっても、今のビジネス社会でコールドコールのみで新規顧客を獲得しようとするのは少々無謀です。
以下の方法と合わせることで、より効率的に新規顧客を獲得することができるようになります。
ウォームコールに切り替える
今までに一度も交流したことがない相手よりも、過去に一度でも接点のあった相手へ営業電話をかけた方が成功率は高くなります。
ウォームコールはイベントなどで名刺交換をしたり、直接話をしたことがある相手に対して電話をする営業手法です。
コールドコールとは違って、相手もこちらもお互いの素性が分かっているため、警戒心のない状態でスムーズに会話をはじめることができます。
インサイト営業の必要性や営業スタイルを変革していくためのアイデア単なる顧客を見込み客に育てる
何となく自社のSNSアカウントをフォローしてくれている客や、自社のブログをたまに読みに来てくれる客を、見込みの薄い客だと切り捨てるのは、非常にもったいない判断です。
少しでも自社に興味のある客は、質の高い見込み客に進化する可能性があります。
アウトソーシングサービスに営業を代行してもらう
今までコールドコールしかしてこなかったという企業が、いきなり新しい営業手法を導入するのは思っている以上に労力やコストがかかります。
それならば、いっそ外部の企業に新しい営業手法を代行してもらうというのも一つの手です。
「コミットメントΣ(シグマ)」をご活用いただければ、プロの営業チームがアポイントの獲得からクロージングまで、全ての営業フローを代行させていただきます。
成果が出ない場合は報酬をいただきませんので、コストの大幅な削減も可能です。
テレアポ代行に外注するなら成果報酬型がおすすめ!アポに成功する電話営業代行会社の条件自社のリソースを大切にしつつ社外リソースを最大限に活用しよう
コールドコールを成功させられるようになるまでには、長い時間がかかります。
しかし、一度コールドコールができる人材が育つと、継続して大きな成果が得られるようになるのです。
コールドコールに専念していた人材に、いきなり別の営業手法を任せても、すぐに成果は出ないでしょう。
コールドコールが得意な人材にはそのまま業務を任せつつ、コミットメントΣのような営業代行会社を使って、新しい営業スタイルに挑戦していくのが、最も効率的なやり方です。